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太陽系決戦時のとあるラジオ放送


すでに大勢の方が

宇宙へ避難されてます この放送を宇宙から

お聞きになってる方も

多いんじゃないでしょうか 宇宙関連ビジネスの

新しい視点解説でおなじみの コメンテーター相野谷さん

はい、こんにちは


相野谷さんは

お逃げにならないんですか? わたしは小学生の時に

事故で真空状態に暴露

されたことがありましてね


ほえ~~!?

ほんの数十秒だったんですが もうあれっきり

宇宙に懲りましてね、

もう一切ダメですね、

宇宙ステーションにも

あれ以来行ってません ええええ!

そうだったんですか~~!

意外ですね~ なんか相野谷さんというと、

宇宙からのメッセージを

広めると言うかそういう

イメージがあったんですけど はははっ

もうね、地球と一蓮托生ですよ

危険だ危険だと言われている

バッツーラの

太陽系侵攻なんですけど、

実際のところどうなんでしょうか? え?実際のところとは? 多くの人がねー、誰もねーその~、

バッツーラ、というのを直に

見たことが無い訳ですよ いまいちその驚異について

現実感が無いと言うか 地球脱出にしてもする人も

しない人もいますし 白旗上げればそれで済むんじゃないか

っていう意見も結構聞かれますし


ハハハハ・・・!

ハハハ、そこでですね その辺、

相野谷さんはどうお考えなのかなと ああー、んん~ そうですね~ ただそのー、白旗云々については

古今東西戦局が危うくなると

必ず出てくる意見なんですが この場合どうなんでしょう? この広い大宇宙でですよ、

その片隅にあるのか無いのか

わからない程度の

ちっぽけな人間の母星を

何年もかけて探し当てて

大軍で攻めて来るような宇宙人に ゴメンナサイや降参ですなどと言って

お目こぼしを願えるんでしょうか?

ああー、なるほどそうですね~ でも宇宙人はですよ わたしたち人間より

ずっと進んだ科学や

文明を持っていると

言われてるんですから その~、人間の尺度と言いますか そういうのを

超越しているんではないかと

おっしゃってる

専門家の方もおられますし 確かに、科学力だけ見ても、

こちらに正体を掴ませないほど

バッツーラの方が

遥かに優れているのは これはもう、どうしようもない事実で

あるのは間違いないのですが だからといってですねー、その~ こちらの都合の良いように

話のわかるというか 例えば現代人は原始時代の人間より

遥かに科学的で文明的なわけですが では原始人より優しく

物分りが良いかというと

全くそういうことはないわけでして ええー!そうなんですかー? わたしは原始人より

現代人の方がずっと

その~、なんといいますか、

平和的に話し合いをできるような

気がするんですが それはですねー 気が付いていないだけなんですよー 気が付いてない? そうです たとえばこんな空調のきいた部屋で

マイクの前でしゃべってるだけで

十分な収入を得られるという

私達の生活もですね、 そんな事は到底考えられない

貧しい国で暮らしている人も

たくさんいる中で

同時に存在してるわけですよー

同じ人間であるにも関わらず。

では、私達はこの暮らしを

そういう貧しい暮らしを

している人たち全員と

話し合って合意を得てしているのか? そんなわけないですよね

話し合いをしたらふざけるなって

怒られますよ『不公平』だって わたしたちは『不公平』を誰かに

押し付けて暮らしているんです それは平和的話し合いで決めた

ことではもちろんありませんよ。 すると相野谷さんは

あくまで徹底抗戦派

というお立場なのでしょうか? そんな派閥とかの

問題ではないんですよ もちろん交渉の余地があればあらゆる

交渉や話し合いも

するべきでしょうけど そんなことは宇宙艦隊も

とっくにやっているでしょう

とはいえ


”向こうの通信で聞き取れたのが

「バッツーラ」の一言だけなので

バッツーラと名付けた”


って言うレベルなんですから しかも今まで遭遇した

他の宇宙敵対種族にしてもことごとく

交渉が通じていない状況で 我々がすべきことは

得体の知れない他人

この場合のバッツーラですね、

に期待する事なんでしょうか?

という事です。 つまりバッツーラとの交渉には

期待できない、と 少しでも夏休みの宿題を

自分で片付ける方法を考えるか、

幸運にも新学期前に

学校に隕石が落ちる

可能性を期待するか。

いろいろな人が居て

良いと思いますよ。 どのみち敗者は歴史から

消え去ってしまうんですから。 私たちも歴史から消え去って

しまうんでしょうか? それは終わってみないと

誰にもわかりません、ただねー わたしはもう長いこと生きましたから

命の価値もだいぶ目減りしていますが 今この星を守るために

懸命に戦っている若者達が、

論勢にまかせて無駄死にだなんて

言われたりするのが不憫でなりません たとえ逆らえぬ歴史であっても、

今そんな事を言う権利は誰にも無いと

思いますねー。

なるほど~!

我々の運命は

艦隊の若者たちの頑張り次第であると

頑張って欲しいですね~

ではお天気のコーナーにまいります。


━━━━ スターラスターガール

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