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オカミキの舞台
彼女たちの言葉の秘密
『オカミキは実は大阪風の関西弁ではないのでは?』
という疑問をツイッターで頂いて
ツイートで解説させて頂いたので、
改めて記事にさせて頂きます。
じゅりこさん
ご質問ありがとうございます。
えーとズバリあれは
”関西弁の皮を被った
紀泉アルプスの麓でだけ使われる
『紀泉アルプス言葉』です。”
したがって『~~弁である』
とは簡単には言い難いものです。
紀泉アルプスというのは
和歌山と大阪の県境に東西に走り
友ヶ島に達する山々を指し
特にその南側、紀の川を望む一帯は
たくさんの古墳群が埋もれる
古代日本と地続きの地でもあります。
この山々は
スターラスターガールにおいて、
人類を支える根幹技術である
『念積制御』
その奥義を生み出したとされる
【古代神道】と
日本独自の山岳信仰・修験道
その開祖である
役行者(えんのぎょうじゃ)
【舒明天皇6年(634年)伝 ~
大寶元年(701年)】
が修行に用いて数々の秘術を隠したと
言われている場所です。
by Reggaeman
このごく限られた場所で話される
『紀泉アルプス言葉』の特徴は
巨大な製鉄所を筆頭とした
日本重工業地帯つながりで
主に西日本の四国や九州を始めとした
他地域住民の流入により、
関西地方的なイントネーション以外に
これといって方言と言うべき
特徴的な言葉が少ないところにあり
大阪弁にみられる「~やねん」や
和歌山中部・南部のような
独自の言葉が見られません。
(意識してそれらをマネる場合などは除く)
代わりに強く言う時など語尾に
「~じゃ」が付いたりします。
余談ですが
昔話に出てくる老人が
「~じゃ」と話すのは
現在もこの地の名物であるミカンを
江戸に運んだ
みかん船でたいそう儲けた人間が
そのまま江戸でご隠居となり
この特徴的な語尾が
『老人の話す言葉』として
広く印象づいた為とも
言われていますので
みなさん気がついていないだけで
実は馴染み深い言葉だったり
するかもしれないのです。
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